JRAのレース体系

初心者向け

 JRAでは年間に約3,300レースが行われております。そのうち、最も格の高い「GⅠ(ジーワン)」レースはわずか26レース。

 競馬は完全な実力社会です。レースでの実績を基にいくつものクラスが存在しており、勝利を重ねていかなければGⅠレースに出走することすらできません。 この記事ではJRAのレース体系を紹介しています。レース体系を知れば、競走馬の応援により力が入るかもしれませんね。

競馬は実力社会

 冒頭でもお話した通り、JRAのレース体系はGⅠ競走を頂点として、いくつものクラスが存在しています。

(出典:JRAホームページより)

 ご覧の通りピラミッド構造です。完全なる実力社会であり、勝たなければ上へ進むことはできません。オープンクラスまでは1勝するごとに一つ上のクラスに進めます。上のクラスほどレースの賞金が高いため、より上のクラスで勝利することが競馬の目的とも言えます。

 一方で、「新馬・未勝利クラス」を勝ち上がれずに、引退をしてしまう競走馬も相当数いるのが現実です。現在のルールでは競走馬の年齢が2歳春~3歳秋の間に一勝をすることが最初の目標となります。この時期に初勝利をあげられなければ基本的には出走できるレースがなくなってしまうのです。

JRAの競走で勝ち上がれるのは全体の2~3割

 一年間で生産される競走馬は約7,000頭と言われております。JRAで行われている新馬戦・未勝利戦は年間で約1,500競走なので、単純計算ですがJRAで一勝できているのは競走馬全体の約2割。実際にはレース出走前にケガ等で引退してしまう場合や、地方競馬に所属している馬もおります。そのため競走馬としてJRAに登録されて、出走実績のある馬に絞ると勝ち上がり率は約3割と言われております。

 こうした厳しい競争社会を勝ち抜いたごく一部の馬だけが、栄誉あるGⅠレースに出走することができるのです。GⅠレースを勝つような馬は、まさにスーパーホースといえるでしょう。

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